最後は何とかドローで粘った形となった。ソフトバンクが8日の西武戦(メットライフ)に4―4で引き分け。同一カード3連敗を免れた。
次は本拠地でゲーム差1で臨む首位攻防戦だ。工藤監督は「明日からは大一番のロッテ戦。おのずと選手たちに気合が入ると思う。ここからは体力、気力の勝負。我慢比べと言ってもいいくらいの試合が続くと思う。それだけは絶対に負けないように。強い気持ちで明日からの3連戦、その後のゲームもやっていきたい」と力を込めた。
残り25試合のうち直接対決は実に9試合もある。しかもラスト10試合のうち6試合がロッテ戦だ。最後までもつれそうな様相となっており、直接対決の成績が4勝10敗1分けであることを考えれば、上にいるとはいえ厳しい戦いになりそうだ。
確かに下馬評はソフトバンクだろう。ロッテはコロナ禍の影響で11選手が抹消されており、戦力は大きく落ちている。しかし、それもどう作用するかは分からない。
「久々の優勝争いの中で今回の一件があって、大多数の人が心情的にロッテを応援するんだろうからね」(チーム関係者)との声が出るように“世間の風向き”が強烈に相手に利する可能性もあるからだ。
ソフトバンクには苦い経験もある。「1番・投手」での先頭打者弾&白星など、日本ハム・大谷(現エンゼルス)の漫画のような活躍で11・5ゲーム差を逆転された2016年だ。当時ナインからは「日本ハムが優勝することを後押しする空気感を感じた」との声もあった。
チームスタッフも「あの時は大谷、大谷でおかしかった」と話すが、その異様なムードは何より日本ハム側に強力な勢いを与えていたはずだ。今回も優勝争いが過熱する中で“判官びいき”も相まってライトな層を含めた応援ムードが強くなれば、ロッテに勢いが生まれる危険性もある。
とはいえ、3年ぶりのV奪回を目指すソフトバンクとしても、頂点への思いは何一つ変わらない。まずは今回の3連戦で天敵相手に初のカード勝ち越しを決めて、Vロードを切り開きたいところだ。
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